March 02, 2020

春磯や浮かぶ小舟に貝の山
Standard Kaiseki Course Meal for March 2020

 
今月の「あたらしい郷土料理」は、久美浜の天然蛤を使ったはまぐり寿司。

漁獲する漁も少なくなかなか手に入れることが難しくなってきた希少な天然蛤を贅沢なお寿司にしました。
城崎からほど近い京丹後にある久美浜港は、潟湖(ラグーン)状になっているため蛤のほか、牡蠣やあさりなどの貝類が豊富に獲れます。
小舟に乗った漁師が、8本又の「ヤス」と呼ばれる針棒で海底をでたらめに突き刺して獲る姿は、まさに久美浜の風物詩。北斎が描いたらさぞ絵になることだろう。

弥生(3月)の会席献立 *English follows: click here

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February 01, 2020

ばばあです 見た目に反して 冬の美味
Standard Kaiseki Course Meal for February 2020

 
今月の「あたらしい郷土料理」では、鳥取名物のお魚、通称:‘ばばあ’を取り上げます。

一見、グロテスクな深海魚が“ばばあ”、“ばばちゃん”と愛称で呼ばれているのは、その愛らしい表情のため。どこかで見たお婆ちゃんの顔に似ている。正式名称は田中玄華(タナカゲンゲ)。口の周りに触鬚を持つ淡水性のタラである。
 
鳥取では鍋物の具にした「ばばあ鍋」が名物で、家庭だけでなくお店にも並ぶご当地料理。他にも揚げ物や干物にしてもおすすめ。

如月(2月)の会席献立  *English follows: click here

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December 30, 2019

小林屋のおせち
Osechi, new year’s special box

Osechi, Japan’s Traditional New Year Food that something you’ll ever find on a menu. Kobayashiya will be offered this special box only from Jan 1 to 3rd.

小林屋のお節ができました。
祝い肴や縁起ものなど、おせちの定番十五品目を賑やかに詰めました。


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もともと正月料理の主役は雑煮で、重詰め料理はその添え物だったそう。
小林屋では風習にならい、まず屠蘇と雑煮をお出しし、その後こちらのお重をお楽しみいただきます。

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元日から三日まで、ご宿泊のお客様一人に一つずつ、このお重と雑煮をお出しいたします。

December 30, 2019

新年をニッポン最高峰の和牛で迎える
Standard Kaiseki Course Meal for January 2020

 
今月の「あたらしい郷土料理」では、日本のブランドビーフの最高峰にあたると言われる兵庫県の「但馬牛」をピックアップ。但馬牛は日本三大和牛と呼ばれる「松阪牛」「神戸牛」「近江牛」の素牛でもある。

 
肉汁がしたたるステーキも美味しいが、たじまの郷土料理としては「じゃぶ」と呼ばれる様々な野菜と煮込んだものが定番。小林屋では厚切りの但馬牛を肉じゃが風にアレンジし、〆に肉吸いの茶漬けを土瓶蒸しでご用意しました。

睦月(1月)の会席献立  *English follows: click here

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November 28, 2019

足温めしじみ頬張る霜夜かな
Standard Kaiseki Course Meal for December

 
今月の「あたらしい郷土料理」では円山川の寒しじみ(城崎)をピックアップ。城崎温泉のすぐ目の前を流れる円山川は、大きなしじみが採れる事で有名です。横幅が3~4センチもあるヤマトしじみは、まるで蛤のよう。土瓶蒸しにして、ふっくらとした身を味わってください。

師走(12月)の会席献立  *English follows

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November 01, 2019

鯖のへしこを食すなら、三度に分けてのひつまぶし
Standard Kaiseki Course Meal for November

 
今月の「あたらしい郷土料理」では日本海のスローフード「へしこ」をピックアップ。ねばりの少ない、焼いたへしこは酒の肴として食べるのが一般的ですが、温かいご飯にのせお茶漬けにした、ひつまぶし風に食べるのが小林屋のおすすめ。

霜月(11月)の会席献立  *English follows

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September 19, 2019

山芋だけれど海育ち、鳥取の砂丘長芋を味わう
Standard Kaiseki Course Meal for October

 
今月の「あたらしい郷土料理」では鳥取の砂丘長芋をピックアップ。ねばりの少ない、さっぱりした食感が特徴です。

神無月(10月)の会席献立  *English follows

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September 01, 2019

秋の夜長にコトコトと、10h煮詰めた八鹿豚
Standard Kaiseki Course Meal for September

 
「幻の豚」と呼ばれる八鹿豚は、その名のとおり兵庫県養父市(旧八鹿町)で生産されている地域ブランド豚。なぜ幻かといえば、それは生産している農家がたった1軒のみだからです。以前は10軒ほどあった農家が数を減らし、現在では最後の1軒のみ。よって生産量が少なく他の地域に流通しない、基本的にはこの地域でしか食べられない豚なのです。

その豚を、秋の夜長にかまけて(いえいえ一所懸命)じっくりコトコト大切に煮詰めました。

長月(9月)の会席献立 *English follows

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July 23, 2019

砂丘らっきょうの密かな楽しみ
Standard Kaiseki Course Meal for August

葉月(8月)の会席献立
 
らっきょうといえば鳥取土産の定番です。中でも鳥取砂丘の砂地をいかして栽培される砂丘らっきょうは、色白で姿形が美しくシャリシャリとした歯ざわりが人気です。でも大量のらっきょうをもらってもカレーのお供にしか使わないのは勿体無い。

山陰では残ったらっきょうをタルタルソースにするのが定番。玉ねぎの代わりに刻んだらっきょうを入れると、さっぱりとクセが少ない万能タルタルソースの出来上がり。さらに進化した「20世紀梨」と「砂丘らっきょう」のディップなんてものも生まれ、山陰で密かなブームを巻き起こしています。

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